BOBuilding(ボビる)|ボビー大槻公式ブログ

blast

fbbaffa4.jpg先日、blast大阪公演初日を観に行った。僕がblastを観るのはこれで5回目。我が良き友、石川直(以下ナオキ)が出演するようになって以来、自称ナオキおっかけの僕は、シカゴ、インディアナポリスなどのアメリカ公演や昨年の大阪公演などこの4年間繰り返し観に行っている。


1年振りのブラスト。初めてシカゴで観た時は総勢60名程でのショーであったが、今回は精鋭36名でのショーとのこと。昨年までのblastと、年明けにロンドンで幕を閉じたCYBERJAMの中からのベスト・キャストだそうだ。それにしてもあれだけのショーを36名でこなすなんてマジ!?と思いつつ大阪厚生年金会館へ。初日夜の部は満員。夏休みということもあってか親子連れの姿が目立っていた。

開演前、ステージ上にはコンサート・スネアが1台。場内にはSergio MendesのCDから抜粋されたパーカッション・サウンドが流れ、観衆の鼓動は否が応でも高鳴る。この時僕はいつも違う意味で鼓動が高鳴なっている。自分が出る訳ではないのに友人がこれからそこに出てくると思うだけでマジでナーバスになる。そんな情けない僕の緊張も知らず、ステージに登場したナオキは落ち着き払っており、大きな集中力から生まれるボレロのリズムはピアノッシモでもとても綺麗で正確。彼から発しているオーラは昨年よりもはるかに大きく、究極に達している彼が更に大きく成長し進化していることを知った僕は感激せずにはおられなかった。目には珍しく涙がにじみ、いつしか僕の緊張もそのナオキに吸収されるかのように落ち着き払っていった。

36名のblastは凄い!というより凄過ぎだ!! 60名の時と何も見劣りすることなく、むしろパワー・アップしているのだ。あたり前のことだが各キャストの負担は相当に大きく、自分の専門外のことも当たり前のようにこなさなくてはならない。ナオキ程になるとblast全26チャプター中、22チャプターに出演しているそうだ。要はずっと出突っ張りなのだ(休憩中も出てるしね~今年も面白トークをありがとう)。

僕の近くに座っていた、どう見てもマーチングやドラム・コーのことは全く知らないだろうと思うオバチャマたちがずっと感激しまくり歓声を上げていた。特にAct 1のBattery Battle最後のロート・タム連打が始まった瞬間とAct 2のLand Of Make Believeの時には、歓声を通り越して「ギャ~~~!」と悲鳴に近い雄叫びを上げていた。僕はその瞬間、どちらかというと引っ込み思案で感情表現が下手な日本人たちを、こんなにも感激させれるんだということに鳥肌が立ち、ショーを創る人間の端くれとして悔しくて仕方がなかった。これに関しては前回も同じことを感じていたのだが。

写真は終演後、ナオキやblastキャストたちと共にミナミのアメリカンなバーに飲みに行った時のもの(ちなみに僕はかなりへべれけ状態)。この日は初日とあって、朝9時からサウンド・チェック、午後1時半から昼の部、午後6時半から夜の部と、とても長い1日だっただけに疲れ切っていたにも関わらず、みんなここではあまり書けないような裏話やおもしろエピソードなどをたくさん聞かせてくれ、とても楽しく過ごすことができた。少し以外だったのはステージ上のキャラとは実際かなり違うキャラのキャストたちもいたこと。さすがはプロフェッショナルだなと感心した。

裏話の中で最もおもしろかったというより凄かったのは、Act 1最後のMedeaの時のキューブ(ステージ後ろのパーカッションがセッティングしてあるボックス)内での演奏の話。今回はパーカッショニストが6名しかいないので、黒幕の後ろで行われる冒頭の演奏は、1人で担当する楽器の数が尋常ではないぐらい多く、ナオキとパーカッショニストのジェイがどのように演奏しているのか順に説明してくれたのだが、それは凄さを通りこして思わず笑ってしまう程の内容だった(たとえば、ナオキが叩いたバイブのペダルをジェイが踏んでいるとか、左右の手に種類の違うマレットやスティックを4本ずつ持っているとか、片手でティンパニ・ロールをしながらもう片方の手でシンバル系を叩いているとかとか・・・)。

実際ショーを観ている時は、中には録音して流している音もあるんだろうぐらいに軽く思ってしまっていたが、シンセサイザー音以外はすべて実際に演奏していると聞き脱帽。大阪公演にはあと2回程行くつもりだが、次回はそのあたりもじっくりと鑑賞してみたい。

ナオキには今後のことなど話したいことや質問など山ほどあったのだが、疲れているだろうと思い、この日はほとんど遠慮しておいた。来週30日(月)公演がオフの日、blastキャストのフリー・ディにナオキが誘ってくれ、僕も同行できることになったので、またその時にでもゆっくり話したいと思う。そしてまたここで報告できればと思う。次回はナオキと僕との出会いなんかも含めて書ければ良いなぁ。

何はともあれ、今回の36名blastの感想は、「恐るべし」の一言。

blastは他に類のない究極のエンターテインメントであり、僕自身この世界に少しでも関連があることに大きな誇り感じる今日この頃である。

タイトルとURLをコピーしました