
Photo by Drum Corps International
DCIは、『Drum Corps World』を50年以上にわたり率いてきたスティーブ・ヴィッカーズ(Steve Vickers)が9月24日に77歳で死去したと発表した。ヴィッカーズは長年にわたりドラムコーのニュースや歴史を記録し、2007年にはDCI殿堂入り(Hall of Fame)を果たしている。
ヴィッカーズは1961年、故郷カンザス州ハッチンソンでスカイ・ライダーズの育成コーだったJetsに参加。1967年から1970年まではスカイ・ライダーズでメロフォンを担当した。その後カンザス大学でジャーナリズムを学びながらドラムコーの記事を執筆し、1973年7月に『Drum Corps World』の編集者に就任。翌1974年には同誌を引き継ぎ、オーナー兼発行人となった。
インターネットのない時代から全米各地のライターや写真家によるネットワークを築き、大小を問わず幅広いコーや大会を取り上げ続けた。『Drum Corps World』は、試合結果やショーレポート、インタビューなどを伝える媒体として、長年にわたりドラムコー界の記録を残してきた。
歴史資料の保存にも力を注ぎ、2000年代初頭には約3,000点のドラムコー関連出版物、約10,000枚の写真などを収集。『A History of Drum & Bugle Corps』や『Drum Corps International: The First Decade』などの歴史書制作に携わったほか、1972年と1973年のDCIチャンピオンシップ映像のデジタル復元にも貢献した。
また、1999年には新たな団体の立ち上げを支援する21st Century Drum Corps Foundationを設立。マディソン・スカウツの理事やDCIワールドチャンピオンシップの開催運営にも関わり、近年はスカイ・ライダーズ復活にも尽力していた。2026年8月のDCIワールドチャンピオンシップにも足を運び、オープンクラスからワールドクラスまで各コーの演奏を見届けていたという。
※本記事はDCI公式ニュース(2026年9月25日)をもとにまとめています。
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