
キャロライナ・クラウンが2026年プログラム『The Doors of Perception』を発表。オルダス・ハクスリーとウィリアム・ブレイクの著作に着想を得て、日常的な意識から拡張された認識と普遍的なつながりへ向かう変容を描く。幾重にも姿を変える扉を通して、制限された知覚と解き放たれた知覚を対比し、音楽もルネサンスやバロックの構造と抑制から、没入感のある現代的なサウンドへと展開していく。クラシックや吹奏楽作品、インド音楽、そしてドアーズの楽曲など、多彩なレパートリーの原曲を聴きながら、キャロライナ・クラウンが創る世界を探ってみよう。
Carolina Crown 2026 Repertoire
A Gabrieli Fantasy / Bert Appermont
Divertimento / Matt Hightower
Abblasen / Gottfried Reiche
Ranjani / Varijashree Venugopal & Michael League
Ave Maria / Franz Schubert
Extreme Make-Over / Johan de Meij
Break on Through (To the Other Side) / The Doors
People Are Strange / Jim Morrison and Robby Krieger
Riders on the Storm / The Doors
The End / The Doors
Original Music / Michael Klesch, Clif Walker, Joe Hobbs, Michael Martin
原曲を聴こう!
A Gabrieli Fantasy / Bert Appermont
ベルト・アッペルモントは、ベルギーの作曲家。『A Gabrieli Fantasy』は、ヴァレーシア・ブラス・バンドの委嘱により創られ、2021年に初演された全5楽章の作品。ジョヴァンニ・ガブリエリの『Canzon à 12 in echo』を素材に、3つの金管群による立体的な響きや、カノン、模倣などの対位法を展開している。ルネサンス期の多声様式と現代的なサウンドが交差する作品。
Divertimento / Matt Hightower
マット・ハイタワーは、アメリカのチューバ奏者であり作曲家。『Divertimento』は、2012年にテキサス大学チューバ四重奏団のために創られた全3楽章の作品。第1楽章では複雑なシンコペーションが交錯し、第2楽章は緩やかで表情豊かな音楽が広がる。第3楽章は速いグルーヴを基調に、低音から高音域までチューバの幅広い表現力を引き出している。
Abblasen / Gottfried Reiche
ゴットフリート・ライヒェは、バロック期ドイツのトランペット奏者であり作曲家。『Abblasen』は、1727年頃に描かれた肖像画の旋律から復元された短いトランペットファンファーレ。ライヒェ作とされているが、作曲者は確定していない。華やかな高音と大胆な跳躍が特徴で、アメリカのテレビ番組『CBSサンデーモーニング』のテーマ曲としても知られている。
Ranjani / Varijashree Venugopal & Michael League
ヴァリジャシュリー・ヴェヌゴパルは、南インド古典音楽を基盤に世界各地の音楽を融合する歌手、フルート奏者、作曲家。『Ranjani』は、旋律の音使いや動き方を定める「ラーガ」の一つで、幼い頃から親しんできた「ランジャニ」をもとに創られた。スナーキー・パピーのマイケル・リーグがプロデュースと編曲に参加し、バンジョーやヴァイオリン、インドの古典音楽や民族音楽のリズムが融合している。
Ave Maria / Franz Schubert
フランツ・シューベルトは、オーストリアの作曲家。『アヴェ・マリア』は、ウォルター・スコットの物語詩『湖上の美人』のドイツ語訳に作曲した歌曲『エレンの歌 第3番』。冒頭の「アヴェ・マリア」という祈りの言葉から現在の名で広く知られ、のちにラテン語の祈祷文でも歌われるようになった。穏やかな伴奏と美しい旋律が、深い祈りの世界を創り出している。
Extreme Make-Over / Johan de Meij
ヨハン・デ・メイは、オランダの作曲家であり指揮者。『Extreme Make-Over』は、2005年ヨーロピアン・ブラスバンド選手権の課題曲として創られた金管バンド作品。チャイコフスキーの弦楽四重奏曲第1番第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」の主題をさまざまに変容させ、調律した10本の瓶やマリンバも加わる。交響曲第4番、第6番、幻想序曲『ロメオとジュリエット』の断片も織り込まれている。
Break on Through (To the Other Side) / The Doors
People Are Strange / Jim Morrison and Robby Krieger
Riders on the Storm / The Doors
The End / The Doors
ドアーズは、1965年にロサンゼルスで結成されたロックバンド。バンド名は、今回のショータイトルと同じオルダス・ハクスリーの著書『The Doors of Perception』に由来する。上記動画で、今回使用される4曲を続けて聴くことができる。境界を突き破る衝動を描く『Break on Through』、孤独や疎外感を表した『People Are Strange』、雨音の中に幻想的な世界が広がる『Riders on the Storm』、暗く儀式的な約12分の大曲『The End』。4曲を通して、知覚の向こう側へ進むショーの世界につながっていく。
Original Music / Michael Klesch, Clif Walker, Joe Hobbs, Michael Martin
マイケル・クレッシュ、クリフ・ウォーカー、ジョー・ホッブス、マイケル・マーティンによるオリジナル曲。クレッシュは音楽監督とブラスの編曲、ウォーカーはフロントアンサンブル、ホッブスはバッテリーの編曲を担当し、マーティンは作曲家であり編曲家として参加している。
全原曲を続けて聴こう!
アルバムも聴こう!
【PR】マーチング無料相談はbmd
【PR】ドリルデザイン依頼はbod

BW.jpg)

